「美容室の開業を考えている」「そろそろ独立して自分の店をもちたいけど、どんなことが大変なの?」など、わからないことが多いですよね。そこで今回は、美容室の開業で大変なことを解説します。
美容室開業までのプロセス
まずはじめに、美容師開業までのプロセスを紹介します。
市場調査とコンセプト決め
市場調査と美容室のコンセプト決めを行いましょう。メニューや料金、最寄り駅に住んでいる人たちの年齢層などできるだけ多くの情報を洗い出してください。もし、自分が開業しようと思っている土地に競合の美容室があるなら、客が分れてしまう可能性があるので避けた方が良いでしょう。ある程度市場調査が終わったら、自分のお店のコンセプトを決めて物件の目星をつけておくとスムーズです。
資金集めや融資の準備
コンセプトと物件が決まったら、資金集めや融資の準備をします。自分が貯めてきた貯金でお店をオープンできれば問題ありませんが、多くの方は銀行で融資を受けて開業することがほとんどかと思います。融資を受けるためには事業計画書の作成が必要なので、早めに準備しておきましょう。また、税務署に開業届の提出が必要なので、合わせて書類を用意してください。
店舗の工事
ここまでの工程が終わったら、いよいよ内装の工事に入ります。内装は保健所や消防署の基準を満たしているかどうかの確認が必要です。自分の好きな内装にばかり拘って基準を満たしていないと、のちに再工事が必要になってしまうので注意しましょう。
機材や備品の準備
中の機材や備品を行います。消耗品はすぐに手に入ることが多いですが、シャンプー台など高価で搬入が大変なものは、お店のオープンに間に合うように早めに発注しましょう。
集客の作戦を立てておく
お店の準備ができたら集客の戦略を立てましょう。SNSでこまめに発信したり、近所にビラを貼ったり、できるだけ複数の方法を取っておくのがベストです。
美容室の開業で大変なこと5選!
ここでは、美容室の開業で大変なこと5選を紹介します。
独立する勇気をもつ
慣れた職場を離れて一人で独立するのは不安がつきもの。お金のことやお客様が来てくれるのか不安に思って行動できないことがありますよね。そのため、美容室の開業で大変なことの多くは「独立する勇気をもつこと」といった声が上がっています。
楽観的な考えで失敗してしまうより多少の不安があった方が良いですが、過度な緊張や不安があると、はじめの一歩が踏み出せなくなってしまいます。もし、勇気が出ずに開業に踏み切れない方は、自分がなぜ美容室を開業したいのか、独立して仕事をしたいのか、など目標を明確にしてみましょう。
お金の工面
独立する時に問題になるのがお金の工面です。自分に顧客がついていたり、美容師として技術があれば、開業したばかりでもお客様に来店していただき、ある程度の収入が見込めます。ただし、基本的にすぐに利益が出ると思って取り組まない方が良いでしょう。
融資の準備
開業準備と並行して融資を受けるために必要な資料を集めたり、準備をするのも大変なことの一つです。身近に融資や金融の知識があればスムーズに進みますが、基本的には一から勉強する人がほとんどです。
また、融資をしてくれる金融機関を探したり、事業計画書などの書類作成も必要になります。本やインターネットで調べながら一つ一つ取り組みましょう。
仕事環境の準備
美容室を開業するためには、中の設備の準備も必要です。たとえば、シャンプー台やカットする際に使うイス、道具を入れるワゴン、鏡などが挙げられます。また、売上を管理したり事務作業に使うパソコン、会計する際に使うレジ、冷蔵庫といった施術に必要なものの準備をしなければいけません。
新品で買い揃えられるのが一番良いですが、中古でも問題ないものは、職場や知り合いから譲り受けられるならお願いすると良いでしょう。
物件探し
駅からのアクセスが良いか、部屋の中は綺麗か、お客様が足を運びやすい場所にあるかなど、自分が思い描いている物件が見つかれば良いですが、予算を考えると自分の理想の物件を見つけるのは難しいでしょう。不動産の方ともじっくり相談しながら何個か候補をあげて探してみましょう。
美容室の開業で注意することは?
ここからは、美容室開業で注意したいことを紹介します。
十分な貯金や資金を用意しておく
開業するなら、十分な貯金や資金が必要です。融資が受けられてもある程度貯金や資金を用意しておくのが安心でしょう。まったく何も準備していないと、万が一融資を受けられなかった時に開業できなくなってしまいます。
また、開業してすぐは売上が見込めないケースもあるので、ある程度資金を用意しておかないと生活ができなくなるリスクもあります。
やることリストを作る
美容室の開業はとにかくやることが多いので、あらかじめやることリストを作っておくと安心です。やることリストは大まかに作るのではなく、細かく項目と段階を分けて作成するのがコツです。
開業の手続きだけでなく、先ほど記事内で紹介した施術に使うもののリストも合わせて用意しましょう。
美容室業で失敗する例
ここでは、美容室業で失敗する例を紹介します。
失敗その1:お店の場所がよくない
お店の場所や駅からのアクセスがよくないとお客様に来店してもらえません。駅から離れた物件だと家賃が安いですが、長期的に考えるとお客様が来店しやすい場所にお店があった方が多くの売り上げがたてられます。
失敗その2:顧客のターゲット層が決まっていない・間違っている
お店のコンセプトがなく、ターゲット層が定まっていないと失敗してしまうことがあります。また、若い世代に足を運んでもらいたいのに、流行のヘアスタイルができなかったり、料金が高すぎて若い世代のお客様で支払えないという状況も注意です。
美容室の開業を成功させるポイント
ここでは、美容室開業を成功させるポイントを解説します。
先輩や独立した人に相談する
美容室の開業を成功させるためには、職場の先輩に頼ったり、すでに独立した人の話を聞くのがおすすめです。躓きやすい箇所を知っているので、的確なアドバイスがもらえます。また、場合によってはおすすめの不動産屋や融資を受けられる金融機関を紹介してもらえることもあります。
綿密に計画を立てる
美容室の開業は綿密に計画を立てて進めましょう。行き当たりばったりで進めると失敗してしまいます。もし、計画の立て方がわからなければ、独立した方に質問して計画書をチェックしてもらうのも良いでしょう。
美容室の開業や独立をサポートしてくれるサービスに頼る
一人で開業するのが不安な場合や、開業するまで頼れる人がいないなら、美容室の開業や独立をサポートしてくれるサービスに頼るのも一つの手です。
B-OPEN ChatGPTでは、美容師開業について疑問や相談することができます。AIで的確な回答をもらえるだけでなく、24時間いつでも相談できます。LINEのオープンチャットを使うので、簡単に操作できます。これから美容室の開業を考えているけど1人だと不安…という方は、ぜひチェックしてみてください。
◯YouTube美容室開業チャンネル
美容室の開業のやり方やポイントを詳しく紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
https://www.youtube.com/@user-sq7nc6mv7s
〇B-OPENで独立された方々のお声紹介
〇美容室専門の不動産
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まとめ
今回は、美容室の開業で大変なことを5選と注意点、成功させるポイントを紹介しました。融資の準備や事業計画書の作成など慣れない作業に加えて、施術に使う機材の用意も並行して行わなければいけません。ただ、最も大変なことは美容室を開業するという勇気や覚悟をもつことです。自分の目標を明確にして美容室の開業を成功させましょう。